第109章

丹羽家の未来の女主人?

 島宮奈々未はハッとして、川崎正弘と大西茂を交互に見つめた。直感が、何か大きなことが起きると告げていた。

 丹羽光世と肩を並べて戦うこと、それはずっと奈々未が望んでいたことだった。

 奈々未は手を伸ばして光世の手をしっかりと握り、口角を上げて微笑んだ。

「はい!」

 たったその一言が、一生の付き従いを意味していた。

 光世の目元の笑みはさらに深まり、奈々未の手を握り返すと、川崎正弘へ視線を向けた。

「そうだ、夏目海人が記録を更新した。一週間の島からの外出を許可したから、夜には着くはずだ。迎えに行ってやってくれ」

「あのガキがボスの記録を破ったんですか?...

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